感想「グレート・ギャッツビー」スコット・フィッツジェラルド(訳:野崎孝)

本の概要

この本はアメリカで1925年に刊行されました。私の所有している文庫は、2007年の70刷となっています。

購入時期・再読回数

購入したのは確か2008年くらいだったと思います。

再読回数は、村上春樹さんの訳も含めて10回くらいかな?

あらすじ

主人公のニックは物語の語り部です。彼は謎の隣人ギャッツビーに興味を持ちます。というより、ギャッツビーに興味を持たない登場人物はいないのですが……。

ギャッツビーはニックの目からすると何をしていて、何をしたいのか理解できません。しかし当のギャッツビーは、ただ過去に愛した女性を忘れることができないんですね。

未だに過去を愛し、彼女を愛し続けるギャッツビー。愛した相手は結婚し、子どももいるというのに。そして無くしてしまった過去を諦めきれず、湯水の如く金を使い過去を再現しようと試みます。

感想

夏になると読みたくなる作品はいくつかあって、その中の一冊がこの「グレート・ギャッツビー」です。野崎孝さん訳以外にも、村上春樹さんの翻訳も所有しており、そちらも近いうちに感想を書きたいと思います。どちらを読んでも面白いですよ。読み比べもできますしね。

村上春樹さんがもっとも大切にしているのは、この小説だということです。そういった縁から、この本を読まれた方も多いと思います。

この話は何度か映画化されており、映画を見たことがあって内容をご存じの方もいらっしゃると思いますが、小説の話の内容は至ってシンプルな内容です(私は映画を見たことがありませんので、機会があれば見てみたいと思います)。

夏になると読みたくなるのは、この物語の舞台が夏だからなんです。読んでいるだけで暑さが伝わってくるシーンがいくつもあるんですよ。だからこの本は夏の暑い日に、流れる汗も構わず読むことをオススメします。

そういう状況でこの本を読めば、自分も彼らの物語の中に入り込めること間違い無しです。文学的リアリティを肌で感じることが出来ます。耳を済ませばニューヨークの喧噪が聞こえてくるような錯覚に陥ります。

あと、もし自分が究極のロマンティシストであると自覚しているのであれば、季節を問わず問答無用で読んだほうが良いと思います。ロマンティシストならば、なんの問題も無くギャッツビーの行動を理解できると思います。私は、彼の行動が良く理解できます(笑)。

そうでないのなら、ギャッツビーの理解不能な面しか見えてこず、つまらないという評価になってしまうかもしれません。だから日本においてのこの作品の評価はあまり高くないのではないかな?

私はもしかしたら単純に過去を取り戻せると100%信じているギャッツビーが羨ましいだけなのかもしれませんね(笑)。

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