感想「ふわふわ」村上春樹 安西水丸

本の概要

この本は1998年に刊行され、2001年に文庫化されました。安西水丸氏のイラストと、村上春樹さんのとても読みやすい文が組み合わさった、絵本のような本です。

購入時期・再読回数

奥付が2006年の5刷となっていますので、購入したのは2007年くらいかなぁ?再読回数は3回くらいだと思います。

あらすじ

このお話の主人公は猫が好きです。そのなかでも一番好きなのは・・・

感想

ちいさい子供の視点で、物語が進みます。

このお話は、一見猫についての物語であるように感じますが、その実猫についての詩であるかのような印象を受けます。もしくは、この少年がもっと大きくなったときに飼い猫について振り返るかのような。

シンプルでありながら、とても不思議な感じを残し、読者は物語を読み終わります。

凄く短いので、本当にすぐ読み終わってしまうのですが、読み終わった後には、猫と一緒に生活してみたくなる気がしますね。

途中、とってもノスタルジックな描写が入ります。私はこのようなシーンって、人生では経験が無いのですが、それでもなんだか懐かしいアルバムを開いたかのような印象を受けました。

自分の人生とは全く違うものなのですが、私の記憶とこの文章がどこかで繋がったんですね。物語に触れていると、そういうことって良くあります。

安西水丸さんの猫のイラストを眺めながら、この本を読んでいると、とて現実とは思えないような気分になりますが、話はとても現実的です。

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村上春樹
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あとがきは読まない