感想「やがて哀しき外国語」村上春樹

本の概要

この本は1992年から1993年にかけて連載され、1994年に刊行されました。文庫化は1997年となっています。

私の所有しているものは2006年の20刷となっています。

購入時期・再読回数

購入したのは2008年くらいかなぁ?

再読回数は3回~4回くらいだと思います。

あらすじ

この本は村上春樹さんがアメリカで生活をしていた1991年から1995年までうち、1991年から1993年までの生活を語ったエッセイ集になっています。

ちなみに、1993年から1995年までのエッセイは「うずまき猫のみつけかた」という本になっています。

感想

気に入ったエッセイをいくつか紹介します。

「アメリカで走ること、日本で走ること」

ランナーの視点で、走る場所の違いを語っています。それは場所だけでは無く、大会のあり方も含まれています。私は大会に出るほど走ったことはありませんが、「なるほどなあ」と思わないでも無いですね。

それから後日附記で記されていますが、四十二キロ走るのは退屈な行為では無いと仰られています。これは、私もそう思います。

「誰がジャズを殺したか」

村上春樹さんは大のレコード・コレクターですが、こだわりを持って購入されているということがよく分かる内容になっています。

後日附記は、他の小説で同内容のことを語っていたのを記憶しています。ジャズをめぐる不思議な出来事です。

「バークレーからの帰り道」

空港からの帰り道、ビュイックのリムジンの運転手との会話です。ジャズの話になり、「俺たちの音楽」というところでこのエッセイは終わります。

暗い話というわけではありませんが、ところどころに悲しみが宿っている内容です。

「運動靴をはいて床屋に行こう」

男の子という言葉に惹かれ、男の子の条件が提示される内容です。

これは結構面白い内容ですが、男の子の条件は実行されていないようです。

「ヒエラルキーの風景」

これはその通りだろうな、と思う内容になっています。タイトルからある程度想像出来ますよね?

気に入った内容のものをいつくか紹介してきました。このエッセイは、一つ一つにボリュームがあり、読み応えあります。

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