感想「ランゲルハンス島の午後」村上春樹 安西水丸

本の概要

この本は1986年に刊行され、1990年に文庫化されました。私の所有している文庫は2003年で18刷となっています。

購入時期・再読回数

例によっていつ購入したのかは全く覚えていませんが、多分2010年くらいだったと思うんですよ。新品で購入したにもかかわらず(本は基本的に新品しか買いません)この本はあまり読まれていないのか、奥付は2003年になっていました。

再読回数は3回くらいだと思いますね。

あらすじ

この本はエッセイ的なものなので、あらすじはありません。

感想

2年間雑誌連載されたものをまとめた本になります。短篇ともエッセイとも取れる素敵な本ですね。もし私が恋人に贈るならきっとこの本を贈るでしょう。たたき返される可能性もなきにしもあらずですが(大笑)

村上春樹さんの文章と、安西水丸さんのイラストの組み合わせは、「夜のくもざる」に近いかもしれません。

しかし、「夜のくもざる」は短篇小説ですが、こちらはエッセイと言うのが近いのかなあ、と思います。しかしエッセイと言うと「村上朝日堂」シリーズなんですよ。そういった意味ではこの作品はどっちつかずになってしまうのかなあという気がしますね。

村上春樹氏の作った言葉で、「小確幸」というのがあるのですが、この本に収録されている同タイトルの本文を読めば、村上春樹氏の言わんとしていることが良く理解できるかと思います。

しかし実際にはなかなか使えない言葉ですよね。「小確幸」って。村上主義者以外には意味から説明しなければならないと思うので、使用をためらっちゃいますね。

今回久しぶりに読みましたが、これはこれで魅力があるんですよ。ページ短いので、どちらかというと安西水丸さんのイラストを眺めている方が多いかもしれませんが、短いながらもちゃんと村上春樹さんのテイストが入っていて、読んでいて飽きません。それどころか、次、次!といった具合で読めちゃいます。

村上春樹さんと安西水丸さんは良いコンビだったんですね。「村上朝日堂」やこれを読んだりすると本当そう思います。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

村上春樹
スポンサーリンク
あとがきは読まない