感想「国境の南、太陽の西」村上春樹

本の概要

この本は1992年に刊行され、1995年に文庫化されました。私が所有している文庫は、2005年の35刷のものです。

「ノルウェイの森」のあとに刊行された本で、当時の評判はあまり芳しいものではなかったようです。これは本人がエッセイ等で述べられています。

現在では、評価は落ち着いているようなので、同じように刊行当時賛否両論だった「アフターダーク」も同じように落ち着いているのかな?

私はどちらも好きですけれどね。

購入時期・再読回数

私がこの本を購入したのは2005年か2006年くらいだっと思います。文庫版を購入し、そんなに読み込んでいないにも関わらずカバーはボロボロです。

読んでいて本をしっかり握ってしまうんでしょうね。おそらく内容がそうさせるんだと思います。

再読回数は5回~6回くらいだと思います。

あらすじ

この話は、主人公の始(はじめ)君の小学校のころから始まります。そこから会社に就職するまでが話の前半です。始君は小学校時代に、ある女の子に出会います。

しかし、中学校に入学した後、不本意ながら離れてしまいます。そのあと高校時代にまた別の女の子と出会います。その女の子とは仲良くやっていたのですが、いろいろ理由があり、大学進学時に別れてしまいます。

そしてその両名がずっと自分の中に残っているんですね。両名というか・・・まあ主に小学校時代に出会った女の子かな。学生を卒業し社会人になった時もずっと。

そして三十歳になったとき、別の女性と出会い、結婚をし、会社を辞め別の新しいことを始めます。子供も授かります。そして新しく始めた事業に、小学校時代に知り合った女の子(女性)が現れて・・・

ラストシーンはとても綺麗ですが、始君の物語はまだ続いていくのでしょう。

感想

男って、おそらく基本的には過去の恋愛を覚えているのでしょうね。その印象が強ければ強いほど、その傾向は強まるのだと思います。

だからこの物語も、始君はその彼女にずっと引かれ続けているのだと思います。

私もそういう経験はあります。だからもし、私が始君と同じような状況になってしまったらと考えるとちょっと恐ろしいですね。

まあ、そんなことはありえないとは思いますが・・・。

こうやって想像するのも、物語を読むことのメリットなのかもしれませんね。いつもと違う、当たり前のことから考え方を外す。

そうすると何か新しい見え方が生まれるかもしれません。だから私は物語が好きです。この楽しさを知ってほしいから、私はこうやって読んだ本の感想をここに綴っています。

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