感想「職業としての小説家」村上春樹

本の概要

この本は2015年に刊行され、文庫になったのは2016年です。文庫になる前から、ずっと欲しいと思っていたのですが、なかなか買う踏ん切りがつきませんでした。

購入時期・再読回数

2018年の8月になってようやく書店で購入しました。

再読はまだしていません。

あらすじ

物語ではないのであらすじはないのですが……(笑)

この本は第一回から第十二回までテーマが決められており、それぞれの回でそのテーマに沿って村上春樹さんの思いが語られています。

「職業としての小説家」というタイトル通り、小説家という職業について、どういった思いで今までやってきたか、どういうことを実行してきたかが綴られていて、村上春樹さんのファンであれば楽しめる内容になっています。

感想

ファンでエッセイ等も読んでいれば、もうどこかで読んだこともある事も語られています。じゃあそういう人はこの本を読まなくてもいいのか?と問われれば、私は是非読んで欲しいと答えます。

村上春樹さんの今までが一冊の本としてまとめられているわけですから。ミュージシャン自身が選曲したベストアルバムの様な一冊になっています。なにか気になることがあればこの本を読めばいいわけです。

この本は村上春樹さんのファンだけでは無く、小説家になりたい人が読むべき本かもしれませんね。もちろん嫌悪感を抱いていない人に限りますが。

同じようにやるのでは無く、考え方に触れること出来るというのがこの本を読む一番のメリットかもしれません。もちろん私も同じようなことは出来ませんが、なにかを始めるときの考え方が、この本から得た私の一部になっていると思いますので。

私は十三年くらい前から村上春樹さんが好きで、彼の書いた本はほとんど所有し、何度も繰り返し読んでいます。それは長編小説に限らず、短編小説やエッセイも同じくらいの頻度で読み返します。たぶんこの本もそのうちの一冊になると思っています。

なぜか世間では村上春樹さんの作品が嫌いな人たちが溢れています。それはおそらく、彼の小説の醸し出す雰囲気が気に入らないからだと思うんです。実際、私のかつての同僚も作品が大嫌いと言っていました(笑)

その人は「読んでいて、自分大好きな感じが伝わってくるから」と言っていましたね。私自身もあまり気に入らない作家さんの作品はあるので、それは好みで良いと思っているのですが……あまりの叩かれっぷりに少し気の毒になりますね。

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