感想「村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた」村上春樹

本の概要

この本は1996年に刊行され、1999年に文庫化されました。村上春樹さんの1993年から1995年にかけてのアメリカ滞在記になります。

購入時期・再読回数

購入したのがいつかは全く覚えていないのですが、おそらく2007年~2008年くらいだと思うんですよね。奥付は1999年の初版でした。

再読回数は3回~4回だと思います。

あらすじ

滞在記なので次項で感想と一緒に紹介します。

感想

気に入っているいくつかを紹介します。

「不健全な魂のためのスポーツとしてのフル・マラソン」

文壇の不健康イメージと、健康についてから始まります。村上春樹さんが仰る通りの不健全な魂は存在すると思います。

後半はフル・マラソンについて語られています。村上春樹さんの走ることについての文章を読むと、走りたくなるのは気のせいでしょうか(笑)?

「この夏は中国・モンゴル旅行と、千倉旅行をしました」

これは「辺境・近境」でも紹介されている中国・モンゴルの旅の話です。

千倉とは、千葉県の千倉で、安西水丸さんが育ったところだそうです。これを読む度に千倉に行きたくなるような、そういったテイストで書かれています。 

「わざわざこんな忙しい年末に、車を盗まなくたっていいだろうに」

村上春樹さんがアメリカで車を盗まれた話です。

これは自分の身に起こったらそうとう大変だろうな、という感じで書かれています。村上春樹さんが体験したことを追体験できるような文章です。考えるだけで恐ろしいですね。

「猫のピーターのこと、地震のこと、時は休みなく流れる」

村上春樹さんの飼い猫だった、「ピーター」について語られています。猫に対する愛情が、随所にちりばめられています。

猫の「ピーター」を村上さん夫婦知り合いに引き取ってもらったことについても触れられています。なんだかもの悲しくなってしまうようなエピソードですね。

それから1995年の神戸のことについても触れられています。最後の3行は、とても心に響くと思います。

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村上春樹
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あとがきは読まない