感想「夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説」村上春樹 安西水丸

本の概要

この本に収められているものの大半は雑誌のシリーズ広告で使用されたものになります。1995年に刊行、1998年に文庫化されました。私が所有している本の奥付は2007年の二刷となっています。

購入時期・再読回数

買ったのは2008年です。アマゾンで購入していたので、履歴で確認できました。3回くらい読み直しているかな?

あらすじ

この本は短篇よりさらに短い超短篇なので、あらすじはありません。

感想

今回久しぶりに読みましたが、これ面白いです。内容としては、タイトルの通り超短篇の話がいくつか入っています。そしてその話の間に、安西水丸さんのシンプルかつ素敵な色使いのイラストが描かれています。

超短編というだけあって、2ページから5ページくらいで一つの話が終わります。しかしその数ページプラスイラストの中に、村上春樹さんと安西水丸さんの魅力が全力で詰まっているのです。数ページの話なのですが、ちゃんと物語してます。あの長編小説のテイストが、数ページに凝縮されていると言えば、多少は伝わるでしょうか?むしろ短いであるが故に、濃さが読者により伝わる気がします。

しかし濃すぎるのもまた問題で、一度読み終わると当分読む気が無くなりますね。だからあまり読み返さないのかもしれません。

基本的に、突拍子もない話だらけなんです。恋人がドーナツ化するとか、牛乳を売ってくれないとか。突拍子もないどころが、おかしな話だらけと言っても過言ではありません。それでも最後まで読んでしまうのは、私が単純に村上春樹さんと安西水丸さんが好きだからなのか、それとも物語とイラストの吸引力が強すぎるからなのか?どちらなのか分かりませんが、村上春樹さんと安西水丸さんが好きであれば一度は読んでみてはいかがでしょうか?

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