感想「キスまでの距離」村山由佳

本の概要

この本は1994年に刊行され、1999年に文庫化されました。

この小説は、もともとジャンプノベルという小説雑誌で掲載され、ジャンプJブックスという新書判で刊行、その後に文庫化という流れになっています。調べると、ジャンプノベルは1999年に休刊となっているらしく、私がこの本を最初に読んだときには雑誌はなかったようですね。私が中学生くらいのころ、よく少年ジャンプにジャンプノベルの広告があったような気がします。休刊してしまったことを考えると、少年ジャンプと違って、ジャンプノベルは商業的には難しかったようですね。

記憶があいまいなのですが、村山由佳さんが何かのあとがきでそのことを書いていたような気がします。たしかこのシリーズのあとがきだったような気がするのですが。

購入時期・再読回数

この本を初めて読んだのは、2001年の夏休みでした。いやあ衝撃でしたね。当時高校生だった私には、この面白さは衝撃でしたよ。たしか3巻まで文庫になっていたので、読み終わった後すぐ続きを買いに行きました。それでも続きが読みたくて、文庫になっていない分はジャンプJブックスで買いました。

現在は、村山由佳さんの本とは疎遠になっていたので、シリーズは途中までしか読めていません。今回の再読を機に、このシリーズを読めるところまで読みたいと思います。他の作品も読んでみたいですね。せっかくですから。

再読回数は5回くらいだと思います。

あらすじ

この話は、父親と二人暮らしの高校生の主人公が、父親の単身赴任を機にいとこの姉弟と同居するところから始まります。そして当たり前のように、そのいとこの姉のことが好きになってしまいます。そうですよね。そうじゃなきゃ話にならないですから。

感想

そんな至ってシンプルな話なんですが、読んでいて面白かったですね。今読んでも、つまらなくて読み続けられない、なんてことは全然なく、普遍的な恋愛小説として、2018年でもスタンダードであり得ると思っています。物語が1990年代の中ごろなので、時代的な古さはありますが。

ただ、他の村山由佳さんの物語と比較すると、キャラクターが少し漫画チックかもしれませんね。わかりやすく描かれているというか。これはジャンプノベルが、普段漫画を読む方に向けての初めての小説として刊行されたということもあるかと思われます。シンプルにただ物語を追えることができるというのはメリットかもしれませんね。もし初めて小説を読むという方がいたら、おすすめしやすいかもしれません。

どうやら現在でもシリーズは続いてるらしいのですが、完結はしていないようですね。ここまで続いたら、是非完結していただきたいと思います。

この1巻で終わっていたら・・・と思わなくもないですが、続きが読めるというのも幸せなのかもしれません。

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