感想「逢魔が時に会いましょう」荻原浩

本の概要

この本は2018年4月に刊行されました。文庫のみの刊行となっているようです。

お話が3つ入っているのですが、あとがきを読むと、1話目と2話目は2000年に「小説すばる」で発表された作品となっています。今回、その二本をリメイクと、描き下ろしの3話目で一冊の本になりました。ハードカバー版なしで最初から文庫のみの発売のようですね。

購入時期・再読回数

購入時期は2019年3月、今回が初読になります。

あらすじ

大学4年の主人公は、就職活動を諦め、大学院に進学することを考えています。主人公は、映画研究会に所属していた実績を買われ、ゼミの教授から准教授の手伝いをするように勧められます。その准教授は民俗学を研究していました。彼と現地調査に向かう主人公ですが……。

感想

日本に伝わる民俗学を研究している准教授と、それを手伝うことになった主人公のお話です。

最初は仕方なく……といった感じで手伝うことになるのですが、だんだんと主人公の感情が変わってきます。

それは、この准教授の魅力によるところが大きいですね。この准教授が非常に魅力的に書かれています。頼りないかな?と思えばそうでもないですし、彼の行動も非常に面白いと思いました。

主人公の大学生も非常に魅力的ですね……。彼女は夢を持っていて、大学院に行くことも考えています。最後には、そこは少し変わってしまうのですけれどね。

お話の中で、この主人公は色々と不思議な体験をします。彼女だから、こういった体験をしたのか、それとも、准教授の手伝いをしたからこういう体験が出来たのか……。

最後も、これから先を感じさせる終わりで、非常に爽やかな物語でした。准教授も少し変わったし、主人公も少し変わりましたね。その二人のこれからを感じさせるラスト、最高でした。

荻原浩さんの作品は、やはりとても好きです。

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