感想「さよならバースディ」荻原浩

本の概要

この本は2005年に刊行され、2008年に文庫化されました。

購入時期・再読回数

私が購入したのは2011年くらいで、2008年発行の初版です。
3~4回くらい読み返していると思います。

あらすじ

霊長類研究所で、ボノボ,、別名ピグミーチンパンジーと機械を使って会話を試みる研究をしている青年が主人公です。その主人公は、同じ研究を手伝っている彼女がいて、その彼女にプロポーズするのですが、そのプロポーズをした夜に彼女を失ってしまいます。

その後、なぜ彼女が亡くなったのか、この研究の真相は何なのか、を探るべく仲間と奮闘します。そして、目撃者であるボノボとの会話のようなことの末、真相にたどり着きます。

感想

内容は凄く面白いんですけれど、読んでいて常に楽しいかと言われるとそうとは答えられない内容です。前半はそうでも無いんですが、後半は結構つらいんですよね。

特に、彼女を失ってからの奮闘が、読んでいて読者に対してもつらい印象を与えるんです。

でもその主人公の気持ちって、結構理解は出来るんですよ。周りには狂ったと思われても、本当のことを追うっていうのがね。つらいっていうのはちょっと違うかもしれないけれど、そういったシーンの連続なんです。

それはもうしょうがないんですよね。こういうテーマの話ですから。もしそれが気に入らないのであれば、途中で読むのを辞めれば良いだけの話です。

読書とは、それくらいシンプルなことなんですよ。

もし気に入って、最後まで読み続けられるのであれば、想像をしてみてください。物語に触れて、想像出来ることが読書の楽しみです。

もし仮に、私がこの主人公と同じ立場だったとして、この主人公のようにすべて正解だと言える行動が取れるのか?といったことを想像してみます。

私にはおそらく無理だと思いますね。こんなにがむしゃらに動けないなあと思います。多分うじうじとするのが関の山でしょうね。

それでも、ラストシーンは感動ですよ。読んで良かった、と思えます。

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