感想「神様からひと言」荻原浩

本の概要

この本は2002年に刊行され、文庫化は2005年となっています。私の所有している文庫は、2012年の30刷となっています。

購入時期・再読回数

いつ購入したのか全く覚えていないんですが、2012年以降だと思います。でも、とても気に入っている小説です。何度も読んでいます。7回~8回くらいは読んでいるのではないかなぁ?

あらすじ

主人公は大手広告代理店をわけあって退職し、中途採用で中規模の食品会社に入社します。そこで販促課に配属されるも、会議で暴れてしまい、問題児ばかりのお客様相談室に異動になります。その問題児ばかりのお客様相談室で奮闘する・・・といった話です。

感想

この話、サラリーマンならだいぶ共感できるんじゃないかなあ、と思います。私は主人公のように喧嘩っ早くはないですし、主人公のような生き方は出来ないと思います。

それでも、サラリーマンとして働いている人たちへ伝わる要素が大きいですね。応援というかなんと言うか・・・最後はむちゃくちゃになりますが、だいぶスカッとすると思います。根本的な解決はしないので、そこが気になる方もいらっしゃると思いますが。

キーワードは、タイトル通り「神様からのひと言」なんですね。この本にはたくさんのひと言があります。社訓だったり、見知らぬ誰かのだったり・・・それが物語の最後にジワジワと効いてくるんです。

私はこういう話が好きで、荻原浩さんの小説を読んでいるんだと思います。デビュー作になった、「オロロ畑でつかまえて」からずっと、読む人に力をくれる本を書いていると思います。

本を読んで、何かが自分にとってプラスになるって、素晴らしいことだと思いませんか?こういう楽しさがこそが、物語に触れる意味だと思うんです。

小説を読むっているのは、スピーディな現代にあって、とてもスローリィな行為だと思います。時間も掛かるし、手間も掛かります。無駄だと思う人や、無意味だと思う人がいてもまったくおかしくありません。それでも、想像力が養えるとおもうんですよね、読書って。きちんとした想像力って、人生において何事にも代えがたいと私は考えています。

このブログは、読書のそういった楽しさを少しでも伝えられたら良いなあと思って始めたブログです。このブログを読んで頂いた方々には、心から御礼申し上げます。拙い文章で、物語の魅力を伝えきれているのかは全く不明ですが、これからもよろしくお願いします。

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荻原浩
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あとがきは読まない