感想「想い出はたぶん嘘」大石塔子

本の概要

この作品は、小説投稿サイトの「小説家になろう」で公開されている作品です。

(リンク)

※リンクをクリックされると「小説家になろう」が提供するウェブページに移動します。

サイトで概要を確認すると、2016年の7月から8月にかけて投稿となっています。過去の記事で感想を紹介した、「探し物はたぶん嘘」の主人公、湯川くんの過去の話になっています。

購入時期・再読回数

この作品は無料で公開されているため、購入はしていません。Kindleに入れたのは昨日(2018/11/25)になります。

今回が初読ですが、こちらも再読すると思います。

あらすじ

上記のリンクにりっぱなあらすじがあるので、私のは短めで。

主人公の高校生、湯川くんが過去のことを思い出します。その過去は、小学校の時の夏休み、神社、双子の女の子。そして謎だった過去の真実を探す・・・という物語です。

感想

大石塔子さんの作品を読むのは2作品目なのですが、この作品を読んでいても前回の時と同じ印象を受けます。それは何かというと、文章に吸引力があるということなんです。文章に惹かれます。

吸引力とは何か?簡単に言うと、文章が引き込む力を持っているということだと私は思います。何を引き込むのか?それはもちろん読者です。

どうして文章に惹かれるのか?とこの作品を読んでいる間中ずっと考えていたのですが、たぶん文章にリズムとテンポがあるからだと思います。

私は過去ロック・キッズ(笑)だったので、ギターを弾きながら歌っていました。そういった、自分が歌とメロディーを引っ張る感じではなく、もっとドラムの役割というか、芯がある気がするんですよね。必ず必要なものがあります。

そういったことも含めて、私は大石塔子さんの文章に恋しているのかもしれませんね(笑)。読者としては、この上ない喜びですね。

この物語の主人公、湯川くん。湯川くんの何が凄いって、自分の過去を話したクラスメイトの女の子を動かして、自分の過去を調べるのに協力してもらえるってことですね。いやあ、なかなか出来ることでは無いと思います。

本人は気付いていないのかもしれませんが、きっとクラスの人望があるのでしょう。それは「捜し物はたぶん嘘」でも感じますね。

ささやかな願い事が、ちょっとした掛け違えで全く別のことになってしまう。生きていれば良くあることです。この物語もそうですね。しかし、登場人物達がその過去の想い出を過去にしないために動くのが、登場人物達の心の動きが伝わってくるんですよ。

だから最後まで読者を飽きさせないんですね。いやあ、良い話です。暖かい気分になれますよ。

そしてお供はもちろんドクターペッパー(笑)!ぜひ飲みながら読んで頂きたいです。

あとはなんとなく、ですね。これも必要です。謎を解いてもそれ以上しなかった湯川くんに幸あれ(笑)!

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大石塔子
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あとがきは読まない